イベント情報/第6回指導者ブラッシュアップセミナー/セミナー体験メッセージ
【サポーターからのメッセージコーナー Vol.4】
第6回「食育アドベンチャー®ワークショップ」にご参加下さりました方々に感想などをお伺いしました。みなさん、メッセージどうもありがとうございました!!
「オフィスしょくスポーツ」スタッフ一同
■今回ご回答いただいたサポーターは…
1. 初めてワークショップに参加 学校栄養職員 (治部 香代子さん)
2. 初めてワークショップに参加 私大教員・管理栄養士養成課程 (U.Kさん)
3. 初めてワークショップに参加 小学校教諭 (鯨津 裕香 さん)
★WS6に参加した感想
こばた先生の体を使った食育に以前から興味があり、今回、はるばる福井より参加させていただきました。実際にいろいろなゲームをしたり、こばた先生の話の仕方などを拝見し、
今までの自分に足りなかったものを発見することが出来ました
。特に大きな絵カードを使っての朝食仲間づくり、そして足ジャンケンでの軽いゲームに
“やってみたい、楽しそう”の気持ちがMAXになりました
。また、グループワークやその後の発表会では、
自分一人では思いつかない内容や方法での食育を体験することができ
、また
「多くの仲間」という財産も得ることができ感謝しています
。(治部さん)
とてもおもしろいワークショップでした
。木苗先生の講義は自分の専門分野と重なっていたので聴きやすく、黒笹編集長のお話からは
今後の自分にとって参考になるような新鮮な情報を得ることができました
。そして何よりこばた先生の実習では、
ショッキングな程わかりやすい食育の方法に参加でき、本当にいい体験となりました
。グループワークの発表では、それぞれの専門性の違いが伝え方に表れるんだなぁと思い、
分野の違う人たちと話すことの重要性に気づく良いきっかけとなりました
。あの限られた時間の中にとっても多くのことが凝縮されていて、素晴らしかったです。機会があればまた是非参加したいと思います。(U.Kさん)
まず、県立大学の木苗先生のお話では食に関する研究がより深く進められている現状を教えていただきました。「食育」が「知育」「徳育」「体育」の土台になるという先生の説明に、思わず大きくうなずきました。
正直、大学や研究所で進められていることは、学校の現場にはまだまだ十分に届いていません。もっともっと「食」の大切さを訴えてもいいのではないかと感じました
。こばた先生のスポーツ食育では、
食育の授業=教室という考えはやめようと改めて実感しました
。小学館の黒笹さんのお話では、
実際の小学生のママ達が何に興味をもち、どんな考えをもっているのかを知ることができました
。その中で「食」に興味をもっているママが多いという現実にうれしく思いました。また、取材先のカリスマ栄養士さんの実践をお聞きし、
「私は9月から何をしようかな」とすごくワクワクしました
。グループワークでは初めて会ったとは思えないほどのチームワークで授業の構想や使う小道具を短時間で作ることができました。
「授業をつくるのってこんなに盛り上がるものだったかな」
と感じてしまうほど大いに盛り上がり、とても楽しかったです。栄養士と養護教諭、そして学級担任という立場の違う仲間だからこそ、いろいろな視点で考えることができ、アイデアも広がりました。今回限りというのがとても残念でした。でも交流会でしっかり連絡先の交換をしたので、これからも情報交換をしていきます。(鯨津さん)
★最近気になる「食」の話題について
早寝・早起き・朝ごはんの取り組みについて、学校・地域・家庭をどう巻き込んでいくか
。また、
児童生徒の肥満、やせの問題に個人的に指導を要するが、プライバシーにどこまで介入できるか
。その他BSEとアメリカ牛の輸入再開問題。(治部さん)
健康志向の現代における情報の氾濫
が非常に気になります。テレビ番組や雑誌の広告などに載せられる「○○が△△に利く!」といったようなフレーズが消費者を混乱させたり誤解を招く要因になっているのではないか・・・。メディア的にはハッキリした言い回しをしないと宣伝にならないということかもしれないのでこの傾向は変わらないでしょう。そこで
消費者側の情報の取捨選択能力が重要
になってくるのかなと思います。私は5年ほど食品成分の細かい生理活性について研究していましたが、その中から一番強く学んだことは
「自然界の食品はすごい」
ということです。自然界の食品はどんなものでもそれなりに人にとって良いものが入っているように思いました。人間はその全ての解明なんてとてもできない。
万能な成分なんてあり得ない
。だからこそ、
できるだけ多くの食品をバランス良く食べるという、誰もが知っているようなことを再度声を大きくして言いたい
と思っています。食育というのはそれを分かりやすく伝えていくことも含まれるのかなと思います。(U.Kさん)
学校の子どもたちは残さず食べようと呼びかけている一方で、野菜をなかなか食べない一歳の息子と毎日格闘しています。このまま野菜嫌いになってしまったらどうしようと心配になります。「好き嫌いのない子どもにするために」「食べ物を大切にする子どもにするために」
母親としてできることは何かを探りたいと思います
。また、自分や家族の健康のためにも
「スローフード」
が気になります。
旬のものを食べたり、昔ながらの食文化を見つめ直したりと食べて健康になる方法をたくさん知りたい
と思います。(鯨津さん)
★その他
木苗先生のお話も、黒笹先生のお話も、
今まで聴いたことのない分野の話でとても興味深く、そして楽しく聴くことが出来ました
。私自身もedu世代であると共に、edu世代の皆様に毎月の給食だより等を発行していると思うと、
「もしかして私も編集長?」
と感じ、
たった一枚のお便りも、もっと気合を入れなければ!
と感じました。(治部さん)
このワークショップで行ったことは、
実は私の最も苦手なことでした
。
「伝えたいことを、分かりやすく簡単な言葉で伝える」
ということが本当に苦手で、できれば避けてとおりたい道でした。しかし、
いくら頑張って勉強してもそれが人に伝わらなければ意味がない
と思い、初めて参加することを決めました。こばた先生の実習やグループワークに参加して、
「わかりやすく伝えるとはこういうことか」と感じました
。
私の想像をはるかに超えたスタイルで、対象が誰でも大切なことを気づかせることができる
・・・本当にすごいと思います。狭い世界で勉強や研究に浸っていてもただの自己満足、
広い世界で大切なことを伝えていけるようになりたいと思いました
。すぐに実践できるようになる訳ではないですが、少しずつでも近づいていきたいです。(U.Kさん)
今回のワークショップでは
「食」の大切さ、学ぶ楽しさを実感
しました。と同時に
この経験を学校現場でどのように生かしていくかという課題を持ちました
。栄養士さんの中で、「食育の大切さを訴えたいけれど、忙しい先生方にはなかなか言い出せなくて・・・」とおっしゃる方がいました。実際、「小学校英語」・「心の教育」等々問題が山積みになっている中で、
私たち教師の「食育」に対する意識はまだまだ低いのではないか
と思います。栄養士さんや養護教諭の先生方だけでなく、
一般の先生達にもぜひセミナーに参加してほしい
なと感じました。
『
“食べる”という当たり前のことが子どもたちの活動の一番の支えになっている、ということを、まずは先生方に再認識してもらうように努力する
』、これが今回参加した私のやるべきことかなと感じています。
とにかく実行!チャレンジ!!
有言実行のこばた先生のように私も栄養士の先生とチャレンジしていきたいと思います。後日実践を報告できればいいなと思います。(鯨津さん)
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