[ 愛媛県 ]
2014年9月20日
石鎚酒造株式会社
昨年の晩秋に訪れたのが愛媛県西条市にある創業1920年(大正9年)の石鎚酒造です。ご案内下さった越智専務の他、社長のお父様(英明様)、弟さんを中心とした家族経営の酒蔵さんです。
酒造りは昔から「一に麹、二にもと(酒母)、三に造り(もろみ)」といわれますが、越智さんをはじめ、私が出会った酒蔵さんでは「洗米が最も重要」とおっしゃる方が少なくありません。越智さんの蔵でも、気温や湿度、水温、お米の乾燥や磨き具合などをはかって慎重に洗米しているとのことでした。
石鎚酒造の酒蔵を見学させて頂く中でとても印象に残ったのが、越智専務の弟さんがタンクに書かれた
「手間と品質はつながるのだ」
というメッセージです。これは、石鎚酒造の酒造りを物語っている一言だと感じました。
というのも、平成11年より、杜氏・蔵人不在の中、家族経営での酒造りに転換した当初は様々なご苦労があったそうです。そういった中でも手間ひまかけ、酒造りに情熱を注ぎ、誠実に取組んだ結果、全国の愛飲家から注目されるようになったとのこと。
更に2012年12月~2013年5月末には、全日空国際線(ANA)ビジネスクラスにて「石鎚純米吟醸緑ラベル」が搭乗・提供されたことにより、一層多くのファンを獲得した石鎚酒造。
酒造りに対する熱い情熱を持つ越智さんファミリーが造る日本酒を、ぜひ皆さんも試してみてはいかがでしょうか。
※ツーショットは越智専務と
日本酒スタイリスト こばたてるみ
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